横浜市中区N様邸 塗り替え工事
概要
木造・サイディング外壁(3階建)
施工箇所
外壁(サイディング)・屋根(人造スレート)
バルコニー防水・付帯部(樋・破風・雨戸・雨樋・出窓屋根・庇)
シーリング全打ち換え・擁壁
施工内容
外壁は既存色のベージュから、水谷塗料、ナノコンポジットW、NC-01(ホワイト)3部艶に塗替え。
くすんだ外観から、明るいホワイトに大変身。
付帯部はパーフェクトトップ N20(3部艶)でシャープな印象でありながら、光沢の無いシットリとした雰囲気に生まれ変わりました。
現況調査
それでは、建物の各部を「塗装の職人」ならではの視点で調査します。
よく「現調(げんちょう)」と言われていますが、間違った使われ方として「現場調査」と言われています。
正しくは現況調査(げんきょうちょうさ)です。それを略して現調といいます
外観調査:外壁
日陰で風通しの悪い外壁に苔が生えています。
建物の隣に緑色のネットがあるため、写真が緑色になっています。しかしよく見ると苔が生えているのが分かります。
外観調査:外壁
風通しのよい外壁は良い状態です。サイディングの膨れ、反りなども全体的に発生していないようです。
外観調査:付帯部
雨樋や窓、雨戸も比較的良い状態です。最上階の天井部分の通気口が錆びているのが分かります。
天井部分は雨染みなどが無いため、雨漏りなどが発生していないのが分かります。
外観調査:車庫
車庫部分は外壁の凹凸に砂埃等が付着していますが、塗膜の状態は多少良好です。
また、天井も良い状態でした。※天井に映っている光は自動車の反射によるものです。
外観調査:よう壁
玄関付近のよう壁は経年並みに塗膜劣化していますが、大きな膨れ、大きなクラックは無く、小さな割れが少しありました。
写真左側の剥がれは隣接地のよう壁です。
外観調査:バルコニー(写真:プライマー塗装前)
バルコニーは表面の塗膜は多少劣化していますが、大きな膨れは無く、良い状況です。
外観調査:スレート屋根(写真:高圧洗浄前)
人造スレート板の表面に苔や藻の附着が無く、良好の状態です。多少クラックがあるものの、塗装でスレート板を保護できそうです。屋根金物の雪止め、棟包みは良い状態でした。
スレート屋根の解説:スレート屋根の防水の要は、人造スレート板の下に敷いてある、アスファルトルーフィングという厚いシート状の防水材がその役割を担います。この建材によって雨水の浸入がなくなります。
スレート板はこのアスファルトルーフィングの風雨によるバタつきと無くすと共に、表面劣化を保護する役割があります。
そのため、スレート板に少々のクラックがあったとしても、そこが原因で雨漏りに直結するわけではありません。
スレートのクラックは下塗りの前に補修します。
付帯部チェック
雨樋や鼻隠しは状態が良く塗装できれいになりそうです。
一部分シール材が欠損している場所がありましたが、シール打設で補修可能です。
その他、付帯部や建築金物等は少々錆びが浮いているものの大きなトラブルになる箇所は無く、ケレンと塗装で保護できる状態でした。
足場仮設設置
晴天の中、仮設足場が設置されました。
細かい箇所は足場の仮設後、今一度に調べます。
※足場に星美塗装の看板を設置しました。この看板を見ましたら是非ともお声掛け下さい。