機械室鉄扉・戸枠・配電パネル扉、補修塗装
各部ケレン後清掃、サビ止め塗料、中塗・上塗り塗料を塗布。
サビ止め塗料:
日本ペイント
1液ハイポンファインデクロ(ホワイト)
(ターペン可溶1液速乾変性エポキシさび止め塗料)
中・上塗り塗料:
日本ペイント
ファインパーフェクトトップ(調色)
(ターペン可溶1液ラジカル制御形ハイブリッド高耐候性塗料)
先ずは全体のケレン。平面はペーパーを当て劣化塗膜を落とし、過去に劣化箇所を簡易補修した箇所は、その補修部分を削り取ります。
その後、戸枠の既存シーリングを除去し、腐食で穴が開いてしまった箇所は、ポリパテを盛り硬化後に平滑になるよう削り落とします。
サビ止め塗装の後、既存色にあわせて、新たに色を作り(調色)中・上塗りの塗装を施工。
シーリングを再打設し、機械室の鉄扉塗装は完了です。
その他・配電パネル扉の塗装も完了しました。
機械室鉄扉・通気口防虫ネット交換
機械室鉄扉の通気口防虫ネットが劣化で破れていました。
施主曰く「外に網があると下に虫の死骸やゴミが溜まるので、中に網をつけて欲しい。」とのこと。
外側のネットを撤去し、通気口の内側へ新設。
一枚のみ交換し、虫やゴミの溜まり具合の経過を見て今後、他の通気口に採用するかを検討。
駐輪場・支柱・梁等の塗装
各部ケレン後清掃、サビ止め塗料、中塗・上塗り塗料を塗布。
サビ止め塗料:
日本ペイント
1液ハイポンファインデクロ(ホワイト)
(ターペン可溶1液速乾変性エポキシさび止め塗料)
中・上塗り塗料:
日本ペイント
ファインパーフェクトトップ(調色)
(ターペン可溶1液ラジカル制御形ハイブリッド高耐候性塗料)
駐輪場の支柱や梁の鉄製パイプは亜鉛メッキで皮膜が行われているため、無垢材の塗装の際、足付け(目粗し)が必須です。
足付けとは、既存の母材が滑面になっている部分に、紙やすりやスポンジやすり等により意図的に軽度の小傷を付けて、表面積を増やす効果と微細な凹凸により、塗膜の食いつきを良くする工法です。
自動車の板金塗装や工業製品の塗装では一般的ですが、建材では比較的この工法をしていない場合が多く、今回の駐輪場の塗膜の剥がれを見ると、既存塗膜したの亜鉛メッキは滑面になっていたため、そのことが原因で、自転車が当たった際に剥がれやすくなっていたと思います。
また、亜鉛メッキは大気に触れているだけで、酸化皮膜(さび)が形成され、その効果で防食を得ていますので、その酸化皮膜をある程度は落とさないと、サビの上に塗料を塗っているのと同じで、塗料の付着性能が下がってしまいます。
そのため、ケレン作業が必須になってきます。
但しこの駐輪場では、全体では無くスポット的に一部分が剥がれていたため、タッチアップの部分塗装を行いました。
中塗り・上塗りの塗料は既存色と同じ色を作り、塗装を行いました。